設立30周年のご挨拶

 株式会社キャストリコは1995(平成7)年4月14日に設立し、このたび、おかげさまで30周年という節目を迎えることとなりました。

 これもひとえに、株主の皆様、お客様、お取引先様並びに当社に集った先輩諸氏をはじめとする社員など、全てのステークホルダーの皆様のお力添えがあったからこそと、深く感謝を申し上げます。

 当社は、国内外半導体商品及びコンピュータ機器の販売、基板設計及びハードウェア・ソフトウェア開発を目的に、その歴史をスタートさせました。この1995年は、Windows® 95のリリースに代表されるように、パソコンやインターネットの利用が急速に広がる契機となったエポックメイキングな革新があった年でもあります。そして、その後のIT化の進展と呼応するように、当社は電子部品の調達から基板実装まで行うプロダクツ事業、ソフトウェア、ハードウェアの開発から技術者派遣を行うエンジニアリング事業、メカトロニクスの分野において、設計開発から組立、配線、調整、そして保守に至るまでのサービスを提供するシステム事業をコアビジネスとし、医療機関等向けにDXインフラ整備を行う新たな事業への取り組みを行うなど、事業面での成長を着実に果たしてまいりました。そして、2017年には東京証券取引所TOKYO PRO Market へ上場し、組織面・ガバナンス面においても充実を図ることとなり、現在の「キャストリコ」に至りました。

 今後の当社を取り巻く環境は、技術革新がますます進み、より高度な製品とサービスが求められる時代となるでしょう。特に、AIIoT、5G、自動運転やEVなどの分野での半導体の重要性は一層高まると予想されます。当社の成長の源泉は技術力と人財であり、これらを最大限に活かすことで、常に革新的な製品とサービスを提供してまいりました。これからも、技術力の向上と人財育成に力を注ぎ、この技術革新を新たな機会と捉え、お客様・社会の課題に向き合い、持続的な成長に貢献できるよう挑戦を続けてまいります。

 これからも、40年、50年と末永く皆様に愛される企業となりますよう、技術とサービスの向上に努めてまいりますので、より一層のご愛顧とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2025年4月14日
株式会社キャストリコ
代表取締役社長 佐川 達也